よしひとの日記

本やアニメ、時々ギター

沈黙の春を読んでの感想

こんにちわ、よしひとです。

 

今回はレイチェルカーソンの沈黙の春を紹介してみたいと思います。たまたま古本屋で100円で買ったのが100円以上の価値を僕に見出してくれました。これだから本を読むのはやめられない…

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 沈黙の春を読んで

沈黙の春は僕に改めて認識させてくれたとともに新たな知識を与えてくれた。

 
認識させてくれたのは生命は循環しているということである。日々生活しているとそんな事は認識すらしない…少なくとも僕はそうであった。

 

1つの生命から1つの生命へと、物質は果てるともなく循環している。

 

植物性プランクトンの緑の細胞にはじまり、小さなミジンコやさらにプランクトンを食べる魚、そしてその魚はまた他の魚や鳥、そしてこれらもまた他の動物や人間に食べられてしまう。

 


そしてもし水が人間の化学化合物によって汚染していた場合どうであろうか?

 

魚は死に絶え、生きていたとしても他の動物の餌になり、そして巡り巡って人間の体内に入る。

 

どうだろうか、人間が汚染させたものが巡り巡って人間を蝕んでいくのである。これは恐ろしいことだ。

 


そして人間は同じ1つの世界に住みながら他の生物との共存を嫌がり、殺虫剤などで邪魔な虫を駆除する。

 

この安全と思われてきた殺虫剤には様々な化学物質が含まれ、これらの化学物質が虫だけに効果を与えるならまだいい…

 

しかしそうではない。風に飛ばされて動物や水、大地にまで入り込んでいくのである。

 


そして動物や水、大地を汚染し人間に不都合が起こるようになる。実際死人も出ていたという。

 

また、生態学上でも問題がある。フロリダ州の反対側の海岸のタンパ湾で遠征湿地の蚊を絶滅しようとしたために他の種が犠牲になった。

 

主に犠牲になったのは魚とカニ類だった。シオマネキは夏から秋にかけて何回も何回もスプレーが行われるにつれてだんだんと姿を消していった。

 

十万匹あまりの群れをなしていたはずなのに、その日は百匹もみつからなかったという。

 

そして生態学上、このシオマネキは欠くことができず、他のもので代用するわけにはいかない。

 

いろんな動物がシオマネキを食糧としているからだ。アライグマ、オニクイナという塩性湿地にすむ鳥など様々な動物がシオマネキを食べる。

 

なのでシオマネキが極端に減ってしまうと、シオマネキを食糧にしている動物も減っていくのである。

 

そうやって個体数が激減した種もあるというから恐ろしい。

 

これが人間の食べる動物にも当てはまり、それが積もり積もっていき、人間の腹に入り、人間を汚染していく。

 

この本を読んで、良い意味でも悪い意味でも環境問題について関心をよせるようになった。

 

利便性の裏には何かしらの犠牲があり、それが巡り巡って人間自身の首を締めるのかもしれないんだ。

 

古典的名作と言われるだけはある作品だった。

 

*ただし20世紀に書かれた本なので、研究が進んだ現在の事はわからないです。