よしひとの日記

本やアニメ、時々ギター

英国王のスピーチを観て

英国王のスピーチは吃音症の物語である。知らない人のために言っておくと、吃音症とは言葉がうまく発する事ができない言語障害のような症状のことである。

 

この映画の英国王の場合は難発だ。難発とは「・・・・ありがとう」みたいに最初の言葉が出なくなる症状だ。

 

普通の人ならあまり会話をしない、人の前に出ないような仕事に変えればいいだけだが、英国王は王だ。

 

庶民と違って転職なんか簡単にできない。それ故に吃音症とは正面からぶつかっていかねばならない。

 

そんな葛藤がうまく描かれている。ちなみに僕も物心ついた頃から吃音症で非常に共感することができた。

 

吃音症の人(少なくとも僕は)この症状のおかげで人と話す事が嫌になり、自分からはあまり話しかけないし、話しかけられても最小限に返事をするような人間になってしまった。

 

吃音症はコミュニケーション障害ではない。緊張してるから吃るのでもない。何故か吃るのだ。

 

僕の場合は大人になるにつれて大分マシになったが、小さい頃はほんとにひどかった。連発と伸発と難発の全て併発していて本当に辛かった。

 

話す度に人に真似されて、腹が立ったし、簡単な事も話せない自分に嫌気がさした。

 

また僕の場合は親しい人ほど吃る傾向にある。逆に緊張してる状態、例えば人前で発表したりするのはあまり吃らない。

 

何故かはわからないが、心を許した人ならば吃るのだ。けれど悪口や怒っているとき、歌っているときは吃らない。

 

吃音症とはよくわからない。

 

そういえば学生の時の国語の本読みが大嫌いだったな…あと自分の名前を言う時。本名が母音から始まるので言いにくい。電話だと必ず二回聞かれる。これは今でもそうだ。

 

話を戻して国語の本読みの話だが、あの授業はクソだ。教師の怠慢だとさえ思う

 

僕が高校生の頃、「。」で読む人を変えていくみたいな授業があったのだけど、こんな小学生でもできるような事を高校生にさせるなと何度思ったことかしれない。

 

しかも世間では関心のある人、吃音症の人が身近にいる人以外理解がない。

 

なので平気で笑われるのだ。この笑われるのは吃音の人からしたら本当に辛い。

 

この吃音を個性だ!と言える人は強い人なのだろう。僕はできなかった。

 

また、話が変わるが、自分でコミュ障と言う人が苦手だ。スラスラ話せるのに何がコミュ障だと言いたくなる。

 

世間で言うコミュ障とは過度の自意識過剰からなるものだろうと思う。

 

吃音の理解を助けるためにこの「英国王のスピーチ」と、後は漫画家、押見修造の「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」をおすすめする。

 

この押見修造の作品は漫画なので親しみやすい。吃音の僕からしたら胸が苦しくなるような内容だが…